インテリア・プロダクト分野 加藤研究室
A17AB013 伊東 杏菜 itouanna
A17AB017 井波 春菜 inamiharuna
研究形式
設計

Spread of mind ~星ヶ丘から森、街と自然を望む~

作品のコメント
テーマ
私たちは毎日急な坂道を登り続けてこの生活科学部に通っている。一方で本学部棟は見た目こそ近代的かつ綺麗ではあるが、中にそれと言って心動かされるような空間がない。また、本学部棟は星ヶ丘でも有数の高台に建つ6階建ての大きな建物にも関わらず、5〜6階にある大窓は近隣住民によるプライバシーの苦情によりロールスクリーンが視界を遮っており、外を眺めることすら難しい教室ばかりが立ち並ぶ。しかし、実際は東山の森や山々、発展する都市を望むことのできる景観の良い立地のため惜しいと感じた。そこで本研究のテーマは本学部棟から星ヶ丘の恵まれた周辺環境を体感し、その中で外部交流や学びの場が形成され、在学生やこの学部棟を利用する全ての人にとっての可能性と発展の象徴になるような場の形成と学外並びに世界に通用する生徒の育成を目指すものである。

コメント
本研究をするにあたって、私たちは自身の経験に基づいた問題提起を元に調査を進めた。実際にはもっと多くの問題があったのだが、その中で私たちの設計・計画によってどうすれば椙山女学園大学にとって意義や価値のある空間ができるのかという点を同時に考えなくてはいけなかった。この研究は独りよがりな設計ではなく、人の為になることを前提に進めたため、とても難しかった。利用する人のパターンや在学生の持つ不満、最終的な空間の多様性、そして豊かな外部環境の視覚化、今までの設計では考えた事がない部分まで調べ、どう咀嚼すべきか迷っていた。特に身近にあり、現存する建物に増築するという事で難しく考えすぎてしまったところもあった。この研究を通して、本学部棟のように既存の建物に対して増築計画をすることの難しさと、外部環境と建物の繋がり性をどうすれば体感できるのかを考える事の難しさと同時に、様々な考え方をする良い経験になった。