建築・住居分野 清⽔研究室
A17AB004 秋葉 里実 akibasatomi
研究形式
論文

限界耐力計算の違いが伝統的木造建築物の耐震性能評価に与える影響

作品のコメント
「卒業研究のテーマ」
2000年に導入された限界耐力計算は、弾塑性をもつ伝統木造建築にも多く使われています。現在、伝統木造建築を対象とした限界耐力計算は4つあり、どの計算手法を用いて耐震性能評価を行うかは設計者の判断に委ねられます。各計算手法の違いは復元力の算出方法と応答値です。これらの違いを比較検討をした研究は少ない為、1棟の伝統木造建築を用いて比較検討をします。

「コメント」
1棟の伝統木造建築を各計算手法を用いて行った結果、復元力では大きな差は見られず、復元力特性の算出方法の違いがよく現れました。各耐力要素をみると、土壁・小壁の評価の影響が大きく、木材のめり込みに起因する耐力は影響が小さいことが分かりました。応答値では、どの計算手法も限界値を超えないが、評価方法が新しいものになるにつれて厳しくなることがわかりました。よって、どの計算手法を用いても安全性が確保できます。